2013年6月29日土曜日

語学学校のその後 2/3 先生について

そろそろ朝の11時ですが、オットーさんは体調があまり良くないようで起きてきません。
ふー。おやつ食べつつ続きをかきます。

---
目次

1)学習内容について
2)先生について
3)クラスメイトについて
---

2) 先生について
教員免許の取得を目指して、某齋藤孝教授の授業を受けていた時に、
「あこがれにあこがれる力」みたいなフレーズが何度も出てきた回がありました。
決してまじめな学生ではなかったけれど、確かにそうだなーと思いました。
そうでなければ、本を背負ったロバ(by Michel Eyquem de Montaigne)
できあがるだけなのです。。

と、いうのが常に真実かどうかはさて置き、(モンテーニュが好きだから書きたかっただけなの…)
先生がちゃんと準備して授業に臨んでいるかどうかは、学生に伝わっていると思います。
学生自身がすごく興味があって、誰が先生でも自分で勉強するぜ~という場合を除いては、
先生が真剣かどうかが学生のモチベーションに及ぼす影響がけっして小さくないと思います。

そんな、「先生」という職業に勝手に期待を持つ私が通う語学学校は…


曜日によって先生が違います。
(._. )( ・_・)(・_・ )( ・_・)アレ?アレアレー? 先生、顔と性別変わった?


ちなみに、特に先生によって教える内容が専門化されているというわけではありません。
別の学校に行っていた先輩駐在奥様も多国籍のクラスメートも驚いていたので、
多分一般的ではないと思います。

---

【月曜日】
一見アーティスト風。月曜日からテンションあげて授業に来てくれます。
感情表現豊かで面白いけれど、中身はややセクハラなおじさんです。
「電話番号教えて~」とか「結婚してるの?」というような例文がよく出てきます。
自分をネタにして以下のような会話をしてきます。

先生:あなたは結婚していますか? ((o(^∇^)o))わくわく
学生:いいえ (*^-^)ニコ
先生:では、私と出掛けませんか? 電話番号を教えてください。 (。+・`ω・´)キリッ
学生:夫はいませんが、ボーイフレンドがいます (*^-^)ニコ
先生:Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!
 ※ちなみに男性に質問をする時はクネクネしながら質問してくれるサービスがあります。

【火曜日】
穏やかでやさしい年配の女性。
すらっとして、170cm越えだけど、名前は「Klein(=小さい)」さん。
毎週ミニテスト(教科書やノートをみていいけど)を用意してきてくれます。
授業では語彙の強化や、色々なクラスメイトと会話の練習をできるように
色々と小物を準備してきてくれます。先々週は、ドイツのお花よ~と言って、
わざわざボダイジュ(Lindenbaum)のお花をクラスメイト分摘んで持ってきてくれました。

【水曜日】
なんか底知れない面白さを感じる中年の女性。
先々週はキックボードで登場しました。キックボード…疲れないのかな?
しかし先週はすごくエレガントな服装、最初の週は少年のような服装でした。
授業では黒板にしっかりと書き込みながら教えてくれます。
チョークがキーキー鳴っても構わず書き込みを続けるタフさ。。

【木・金曜日】
文法が大好きな30代前半くらいの女性。眉毛がグレタ・ガルボ風。
厳しいけれど、前倒しに副教材を準備して、細かな文法知識や、
丁寧な文章の作り方(「コーヒー頂戴」ではなく、「コーヒーを頂けますか」的な違い)を
教えてくれます。

月曜日の先生の例文が割とセクハラ的な内容と知って怒っていましたが、
月曜日の先生は木・金曜日の先生のことを「私のキレイな先生~ ☆⌒ヽ(´ε` )チュッ」とか
呼んでいて懲りない模様です。

---

なお、4人の先生のうち、ドイツ人の先生は火曜日と水曜日の先生だけです。
月曜日と木・金曜日の先生は移民で、ドイツに来てからドイツ語を教えるための
教員資格を取得した模様です。

余りにクラスで学生が発言せずにいたり、以前の授業で教えたことを忘れていたりすると、
「君たちはやる気があるか? ここに何しに来たの?」、
「私の仕事はドイツ語を教えることで、モチベーションを持つかどうかは君たち次第」…
というように、真剣に怒るのは月曜日の先生と木・金曜日の先生です。

月曜日には、前週の火~金曜日で学んだ内容を簡単な口頭試問で確認されますが、
忘れていると、月曜日の先生が、特に木・金曜日の先生の文句をブツブツ言うため、
最近は学生一同、頑張って発言してます。

---

☆所感☆
毎日先生が変わる、ということのメリットが分からないのと、
日本ではまずないだろーと思ったので最初はぎょっとしましたが、
今は 1ヶ月間で色んな人のドイツ語を聞けたり、
授業の仕方が違うのも飽きなくてよいなぁと思っています。

ただ、申し送りが上手くいっていないことがたまにあったり、
先生によって進度や教科書レベルの前倒しで教えてくれる
発展的内容の範囲の認識が異なったりするため、
対処可能なトラブルはそれなりにあります。

とはいえ、間違ったことを教えられるわけではないし、
先生のうち 2名は移民でそれぞれイラン・ウクライナから来た人なので、
ドイツ社会に対する批判的な視点も聞けたり、ドイツ語が母国語で
ないからこそ、正確なドイツ語を教えようとする気持ちが強いようなので
ありがたいです。

資格を持っているとはいえ、日本の日本語学校で日本育ちでない人が
日本語を教えるのはあるのかな。。行ったことがないので分かりませんが、
移民社会を垣間見たような気になります。

火曜日の先生がくれたボダイジュの花。
よい香りでした。
------------------------------------------

0 件のコメント:

コメントを投稿